なべひろBlog

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KiCadの新しいライブラリを作る

いよいよ新しいライブラリを作ってみたいと思います。

用意するのは作るICのデータシートです。

作るのは前々回でチラッと出ていたMicrochip(旧Atmel)のAtmega328Pです。

作り方はは個人差があると思いますが、私の場合はピンを先につくります。

何故ならピンに設定した名称によって部品の幅が変わってきますので、後でシンボルを修正する手間が減ります。

シンボルエディタを開いたら「ファイル」-「新規シンボル」を選択し新しいシンボルを追加するライブラリファイルを選択します。

もし自分用ライブラリがなけれは以前解説した下記を参照してください。

追加するライブラリを選択するとシンボルのプロパティを設定するウィンドウが出ます。

とりあえずシンボル名だけ入力しOKボタンを押します。

シンボル名入力

シンボル名とリファレンスだけがありますが、これは邪魔なのでとりあえず邪魔にならない所へ移動してください。

ピンは「配置」-「ピン」か右側にある「A1」と表記してあるボタンを押します。

この状態で適当にクリックするとピン情報を入力するウィンドウが出ます。

ピン情報編集

Atmega328Pの1番ピンはPC6(汎用入出力ポート)PCINT4(外部割り込み)RESET(リセット入力)が定義されています。

また、データシートには記載されてないかもしれませんがDebugWIREというソフトデバッグを行う機能もあります。

ピン名をどうするかは個人の判断に任せるとして、今回は「PC6/PCINT14/~RESET」と入力します。

「RESET」前に「~」を付けると名称上部にラインが引かれ負論理入力を示す事ができます。

「Pin number」はピン番号、「Electrical type」はピンの機能設定します。

それ以外では向きだけを設定すればまずは大丈夫です。

余談ですが昔別のCadで「Electrical type」を全て「パッシブ」にする人がいました。

理由はDRC(デザインルールチェック)でエラーやワーニングが出るのが面倒だという理由でした。

まあ、回路設計で出力同士を繋げるなんて超初心者でなければ100%やらないミスですが、自分のライブラリを誰かが使うかもしれないのを前提に私は真面目にピンの機能を設定します。

全ての設定が終わったらOKボタンを押しピンを移動させられるようになりますのでまずは適当に置いてください。

ピン配置

だいたいこんな感じでピンができるでしょう。

そしたら上下左右にバランス良くピンを移動させてください。

この時にピン名が左右重ならないように注意してくださ。

ピンの位置整理

ピンがきれいに並んだら「配置」-「矩形」か右側にある「矩形」と同じデザインのボタンをクリックします。

そして狙いを定めたら開始点でクリック後マウスカーソルを移動させ終点を定めクリックすれば外形の完成です。

外形完成

どうでしょうか?

私的には横幅が広すぎのような気がします。

回路図は結線情報です。

なのでシンボルが大きく場所を占有するのは好きではありません。

そこで一番文字の長い1番ピンの文字を省略してみました。

外形調整

少しだけスリムになりましたね。

じゃあピン名はこれでいいのかという話になるのですが、これは各自の割り切りだと思います。

私はPCINT4の機能はあまり使わないと予測し省略しました。

このようにライブラリを作りますが、ピンを作る場合は長さに注意してください。

短い方がコンパクトなライブラリを作れますが、KiCadは回路図もグリッドは「インチ」が基準です。

なので0.1インチ=2.54mmを基準として半分の1.27mmや倍の5.08mmに設定してください。

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